「一期一会」~茶会を体験しよう をテーマに掲げ、令和4年7月10日に学校茶道交流会が愛知第三学校茶道連絡協議会主催で開催されました。
開催場所は名古屋市にある東山荘。こちらは国の登録有形文化財に登録されておりもともとは綿布問屋であった伊東信一氏の別荘であり、その後名古屋市に寄贈され一般に公開されています。
この学校茶道交流会は、学校茶道を学ぶ学生、生徒の実践の場として、また他校との交流を深め日頃の成果の発表の場として、大学2校・高校9校の生徒および指導者合わせて117名が参加しました。
カリキュラムとして平点前席と盆略点前席を設けそれぞれの席で生徒、学生が点前・お運び・水屋・客を体験し、それぞれの役割の大切さを学んでいただきました。
【盆略点前席】
鵬雲斎大宗匠筆「水上青々翠」の前で二人同時進行にて行いました。
【平点前席】
「喫茶去」を床に掛けその前で真剣な顔つきの学生の清々しい姿が印象的でした。
前日より大変な雨降りでしたが、コロナ禍での部活動の制限のある中で、皆熱心に取り組みました。
緊張しながらも楽しく活動する生徒の一生懸命な姿に、日ごろの指導者の熱心な指導の賜物と心うたれました。「楽しかった」と笑顔で帰っていった生徒学生たちを見て、3年ぶり開催した甲斐があったと思いました。
愛知第三学校茶道連絡協議会委員長 井内宗忍