金毘羅祭奉納
沼津学校茶道連絡協議会 仁田宗栄 長谷川宗春
令和7年6月1日、長興寺で行われた金毘羅祭にて、学生35名がお手伝い参加をしてお呈茶をさせて頂きました。
本堂正面では、地域出身の力士さんが参加される「金毘羅祭奉納泣き相撲」をはじめ、金毘羅バザール、稚児行列、白隠太鼓といった催しが行われていました。
その華やかさと対比するように、国宝の茶室「密庵席」の写しである「清心庵」にてお茶のおもてなしをさせて頂きました。


お席では皆さんとお話をしたりお子さんの可愛らしい様子に微笑んだりと、いつものお茶席とはまた少し違った雰囲気の中、お茶を点てたりお菓子を運んだりしました。
お子さんには、小ぶりのお茶碗で薄めに点てたお茶と、紅白の可愛いお菓子をお持ちしました。どのお子さんも少しも残すことなく召し上がってくださり、とても喜んでいただけました。

来賓5名と指導者9名を含む、142名の参加となりました。
金毘羅祭にいらした方々、泣き相撲に参加された小さなお子さん、ご近所の皆さんなど、世代も地域もさまざまな方々とお目にかかれたことは、私たちにとっても貴重な経験となりました。また、小さなお子さんが、正座し上手に抹茶やお菓子を頂いている様子は、何とも微笑ましく、日本の伝統文化に触れて頂いたことをうれしくも思いました。
