函南小学校茶道教室
沼津学校茶道連絡協議会
報告者 長谷川 宗春
令和7年5月27日から6月10日までの毎週火曜日に計3回を前期、10月21日から11月4日までの毎週火曜日に計3回を後期として、函南小学校茶道教室を行いました。
児童生徒は前期後期各20名、顧問教諭が1名、指導者が前期後期各4名の参加がありました。

生徒数の減少に伴い学校の併合や部活動の中止が増える中、今年度も開催させていただきました。
前期後期とも6年生が多く、卒業式での挨拶がきちんとできるのではと思います。
1回目は真行草の挨拶(座礼・立礼)、扇子の意味と使い方、お菓子お茶の頂き方を行いました。
2回目は初回の復習と、茶筅を使ってお友達にお茶を点てる、お菓子・お茶の出し方(おもてなし)を学び、3回目はお盆にお道具を準備し自服(お棗から各自お茶を入れる)をしました。
また、毎回、最初に挨拶・お花・掛け軸の説明も行いました。

4,5年生の中に6年生を配置し、茶道の基本だけでなく、高学年が(前回の経験者も参加)低学年を指導することを試みました。
来年度の3年生が見学に来てくれ、来年度参加の希望がたくさんあったことは心強いです。

学校茶道から、少しでも茶道に触れてもらい、これをきっかけとして茶道に興味を持つ子が増えればと思っています。
その責任は私たち指導者にあると、日々精進しなくてはと、思っています。
日本の美しい四季がなくなっていく中、茶道の中にある四季を五感で感じて欲しいと話させて頂きました。抹茶もお菓子も高騰し、毎回季節の和菓子を出すのは大変ですが、何とか季節の和菓子の美しさ、愛おしさを子供たちに知ってもらいたいと思っています。
生徒さんからのお礼の感想文に、又、新たな力を頂いています。
