東海学校茶道連絡協議会 第44回 研修会
三河学校茶道連絡協議会委員長 清水宗苗
令和7年8月24日に東海学校茶道連絡協議会 第44回 研修会が行われました。テーマを「若い世代に お茶のすばらしさを伝えよう」としてホテルアークリッシュ豊橋を会場に参加者総勢209名が集まりました。
厳しい暑さの中でしたが、三河のこだわりで豊橋駅にて笑顔でお出迎えをいたしました。開会式前の呈茶は、高等学校3校の生徒による参加で、涼しげな「萩の菓子」でお迎えしました。豊橋および近隣の学生18名、顧問2名が参加し、高校生による爽やかなおもてなしができました。
定刻10時30分より開会式が開始され、利休居士道歌の唱和で始まり、黙祷では8月14日に逝去された鵬雲斎宗匠にも想いを捧げました。

総本部からは松尾拓二氏の近況報告があり、三河の公立中学校部活動の地域展開についての現状報告、京都で行われた指導者研修会参加報告、文化庁で推進している伝統文化活動報告、若い力あふれる青年部会員2名の活動報告と、計5名による報告が行われました。
「講演会」は、地元の安加比古窯の加藤宗隆氏を講師に迎え、楽焼について映像を交えた分かりやすい講演でした。


閉会式では、東海学茶委員長および次期主管委員長の挨拶がありました。続く懇親会では、三河の食材を多く取り入れた料理を味わい、余興には徳川氏発祥の地で生まれた「三河万歳」を安城保存会の方に演じていただき、好評を得ました。
新たな見識やお互いの経験に触れ、東海学校茶道の今後の活動につながる活力を与える研修会となりました。


