10/28.29に近畿第一ブロック研修会が奈良の東大寺で行われました。
受け入れて下さった近畿第一ブロックの方々、送りだしてくれた東海ブロックに感謝しています。
28日はオプショナルです。東大寺大仏殿登壇所参拝と、赤膚焼の絵付けもしくは写経体験。西大寺の大茶盛りと平城宮歴史公園散策。この三つのオプショナルが用意されておりどれも魅力的で迷いましたが、私は赤膚焼の絵付け体験にしました。
大仏殿登壇参拝では、長老の筒井寛昭先生にご案内していただきました。丁寧に解説していただきながら間近で参拝させて頂くという貴重な体験をさせていただくことができました。その後の赤膚焼絵付け体験では、三重になじみ深い「花しょうぶ」、「カモシカ」、「千鳥」、「伊勢海老」を描きました。小川二楽先生とお弟子さん達のご指導もあり、自分なりの絵付けをすることができました。
オプションはまだまだ続きます。懇親会では各ブロック、各青年部の紹介があり、それぞれに特色のあるブロック、青年部の仲間が参加されていました。参加したオプションの報告やゲームを通して多くの仲間と交流し、青年部活動の楽しさを再認識しました。
さてそんな盛りだくさんのオプションでしたが、本番は29日です。お献茶では今日庵席となる、本坊のお部屋での呈茶は東大寺ならではのお道具、移ろう季節を感じる美しいお庭にしみじみと心が満たされました。
美味しい昼食の後、開会式、そしていよいよ筒井寛昭先生によるご講演「修二会の清浄をたもつ」を拝聴しました。
修二会というのは神、仏、民族宗教の集合であること。
仏教とは、人は皆生まれた時は水晶の心、その元の美しい心に戻ること。
大仏建立は皆が力を合わせて、日本を盛り上げることが目的だった。
というお言葉が特に心に残っています。
私は、コロナの感染が始まった時、新しいウイルスに対応するために、これから人類は力を合わせるのだと思いましたが、そのようにはなりませんでした。ただ、コロナ禍を機に多様性を認め合う方向にグイッと舵をきったようには感じています。
コロナへの考え方、対応の仕方は人それぞれです。お互いが嫌なおもいをせず暮らすには、多様性を認め合うことが必要です。
「それも可、これも可」という柔軟な気持ちで、青年部の仲間と色々な話しをしたいなあと思いました。
三重北青年部 廣田