令和6年3月31日、岡崎市の奥殿陣屋において、玄々斎顕彰奥殿陣屋茶会を開催しました。(席主:三河支部幹事 鴨下宗恵、参加者:250名)
春光の暖かさを待ちわびた桜の花が一気に開き、陣屋の庭の築山にはカタクリが満開の花を添えました。
別棟にしつらえた受付と寄付では、梅の香りの汲み出しと、残雪を髣髴とさせるお干菓子にてお席入り前の待合としました。
本席では、いつの間にか春がそこまで来ていたと、うららかでほっとした雰囲気が醸し出されるお道具組み。
また、懐紙にて銘々に取り分けられた薄紅と新芽の主菓子には蝶が舞い、なお一層の華やぎとなりました。 席主の、茶道を次世代へ繋いで行きたいという思いが、様々な部分からそこはかとなくあふれていました。
そして根底にあるたゆまない精進を礎として、また若い世代のご参加も多く足を運ばれ楽しまれたご様子は、お席の活気となりました。
支部会員はもとより、当日急遽お越しになったお客様も多く、盛況の一日となりました。