8月27日(土)9:30~12:00、蒔絵勉強会と蒔絵体験の行事を開催しました。
講師として、松江藩御抱え塗師12代目の小島ゆり先生(https://yurikojima.net/)をお招きし、
蒔絵の歴史や技法、漆器の扱い方について教えていただいた後、銘々皿に蒔絵で絵付けをしました。
先生のお話は、漆の木の産地や一本の木から漆がどれくらいとれるかなど、初めて聞くお話がいっぱいで、
漆が日本でいかにして発展してきたのか、漆器がお茶文化にどのように浸透していき、
また漆器に蒔絵を施すようになった歴史など、漆や蒔絵について理解を深めることができました。
一般的な漆器の扱いのお話では、漆器が思ったよりも強いということで、
漆器の扱いについてはあまり神経質にならず、これから漆器の器をもっと気軽に使っていきたいと思います。
※ 先生は、揚げ物や炒め物をのせる器としても使っているようです☺
いよいよ蒔絵の絵付け体験。
先生の実演を見た後、各自が準備した絵柄を銘々皿に写し取り、漆で線を書き、銀の粉を振る、という作業を行いました。
わからないところや 疑問に思ったところについては、その都度、質疑応答をできる形で進めていただき、
皆さん作業に没頭していましたが、その間にも先生が漆にまつわるお話
(BGMだと思って聞いててもらえれば…と先生は言っていましたが、色々なとても面白いお話でした!)
をしてくださり、自分の ペースで思い思いの絵付けができ、楽しく制作できました。
今回はオンライン行事として開催し、事前に参加者の皆さんには材料をお渡しした上で、各自自宅などからご参加いただきました。
※ 当日参加できなかった方向けに、当日の様子を撮影した動画をYouTubeで限定公開。オンラインならではの良さです☆
夢中で制作した甲斐もあってか、無事に参加者全員、時間以内に制作することができました。
漆が乾くまで数日から1週間ほどかかるので、当日は、漆で描いた絵に銀粉をまぶした状態のまま、出来上がりを楽しみに終了となりました。
皆さんがどのような絵を描いたのか、わからない状態での作業でしたので、完成作品を披露する場、「お披露目会」を別日に設けました。
うっすら見えてる!??
完成品は後日、また公開しますのでお楽しみに~✨