茶杓づくり

10月16日(日)9:00〜16:00、
広見公園にあるかぐや姫工房にて、
茶杓削りの行事を開催しました。
青年部員でもある、原田陽介さんが講師として指導してくれました。

まずは、竹材を選び。
※あとになってここが明暗を分けることに。

選んだ竹を決まった長さ、太さに削る。

竹を煮る。
煮る??


→曲げやすくするために、また炙るときに焦げないようにするために必要だそうです。

ろうそくを使って竹を曲げる。

ここが鬼門でした。。
竹を曲げる作業は、とても根気のいる作業で、火との距離・力の入れ具合など気をつけなくてはいけない点も多く、皆苦戦していました。
講師によると、竹が曲がりたいと思った時に、「曲がるよ」とささやいてくれるそうなのです。
しかし、初心者にはその声を聞くのはなかなか難しく、長時間にわたり「曲がらない…」と苦悶。。
曲げる作業にかなりの時間がかかってしまいました。
※講師が声を聞いて全く曲がらない竹も。。一本の竹から切り出した竹材だったため、場所によって竹の硬さに差があったようです。

削る。曲げる作業に時間がかかり、削りの作業にあまり時間がかけられなかった人も。

仕上げはサンドペーパーで磨き、ロウソクで滑らかにして完成です。

完成が帰ってからの宿題となった方もいましたが、何人かは最後まで仕上げることができました。

一緒に作っても、長さ・太さ・形がバラバラで、オリジナルな一本を作ることができました。これから銘をつけるのも楽しみです。

体験することで、茶杓一本を作ることの大変さが分かり、お道具を大切にしようと改めて感じました。