気軽な茶事講習会

令和7年7月21日(月・祝)、10:00~16:00

レンタルスペース(U-SPACE新富士店)にて、

「気軽な茶事講習会」を行いました。

普段、お点前のお稽古や勉強する機会はあっても、

なかなか茶事をする機会がない青年部会員も多く、

少しずつでも茶事のことを知っていけたらと思い、企画しました。

第一部として、正午の茶事全体の流れを座学で学びました。

今回は、勉強のメインが茶懐石における亭主と客との全体的な流れでしたので、待合や蹲、席入りでの立ち振る舞いや扱いについては、省略しました。

絵と簡単な説明が入ったパワーポイントを用いて、とても分かりやすく解説をしていただきました。

第二部として、出汁の取り方・汁椀の作り方を実践しました。

昆布で出汁を取り(お湯の温度と浸す時間が大切とのこと)

みんなで試飲。

次に、かつお節で出汁を取り(こちらも浸す時間が大切)

こんなにたくさんのかつお節を入れるの!?というくらいたくさん入れました。

そして、みんなで試飲。

かつお節の出汁が強い。。昆布やかつお節の種類によって、出汁が出すぎてしまうことがわかりました。

あらかじめ使う昆布やかつお節にどのくらいの時間が最適かを試行錯誤しておかなければならないことを実感しました。

味噌をすり鉢で擂る(白味噌と赤味噌の割合は、季節によって変わってくるそうです。)

味噌を擂って、とった出汁に加える、味見→味噌を擂って、とった出汁に加える、味見、、これを繰り返して味を調えていきます。

いつまでやるのか。。

大きなすり鉢を用意すべきでした。味噌を擂るのにかなりの時間をとられてしまいました。

事前に用意したタイの昆布締めを向付に。それぞれ後で食べる自分の分の盛り付けもしてもらいました。

第3部として、亭主と客、水屋の役割を設け、それ以外の人は回りから見学して実践的に学んでいただきました。

飯椀、汁椀、向付、香の物以外は、お皿に焼物や煮物の写真を入れて、茶懐石の流れをデモンストレーションしました。

座学と実践を続けて行うことにより、全体的なイメージがより鮮明になりました!

見学中は食べることができなかったメンバーもようやく一緒にいただきます。

ここまでで、ほとんどの時間を使ってしまい、続き薄茶の予定が。。。

正客のみ、お点前さんに点ててもらい、あとはかげ出しで、なんとかやり切りました💦

お菓子は、ちょうど祇園祭の時期でしたので、期間限定の三条若狭屋の「祇園ちご餅」を。

とても美味しかったです。

初めての試み、

少し盛り込みすぎたのか、段取りが悪かったのか、多々反省点もありましたが、

みんなで楽しく茶事を学ぶことができました!!

これからも茶事の勉強を継続的にしていきたいです。

最後に、三重南青年部からご参加、ありがとうございました。

青年部間の交流も色々できたらと思います。