11月26日愛知第一青年部さんからのお誘いで犬山の有楽苑にある国宝茶室「如庵」の内部見学をしました。有楽苑はちょうど紅葉狩り日和であり、園内の紅葉はとても綺麗で茶道だけでなく秋の季節を楽しむことができました。
さて如庵の内部見学については、通常有楽苑の庭園しか観光することができないため、この体験は特別なものでした。茶室内は有名な鱗板が目を引きますが、たくさんある窓の位置で光の入り方や客側から見た部屋の広さがどうみえるかで配置されていたり、躙り口も茶室に入ったときに広く見えるように設計されていました。茶室のいたるところがとても計算されて設計されており、建築専門では無くともとても興味深かったです。
如庵以外には古い設計図を基に復元された元庵を見学したり、最後には呈茶をいただいたりして最後まで茶道文化を楽しみました。
有楽苑の所長さんから案内されている時にこのような遺産や文化財を残していくための話をしてくださりました。そこには多くの苦労や努力があり、維持していくことの大変さを痛感しました。
遺産や文化財を維持する苦労話を聞いた後に見学を思い返すとやっぱり貴重な体験だったと感じますし、見学を開催してくださった方々や協力してくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。