7月14日(日)富士支部主催のチャリティー茶会にて、青年部席を担当させていただきました。
青年部席のテーマは、今年がパリオリンピックの年ということもあり、「オリンピック」としました。
茶会後に開幕したオリンピック、毎日、色々な競技が放送されて、盛り上がりをみせています。観戦や応援で寝不足の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、御園棚を使った立礼席で、点前座から放射状に万国旗を張り巡らせ、
前回大会の東京オリンピックのボランティアをした青年部会員が当時着用したジャージやシューズ等を飾り、オリンピック会場を表現しました。
ナポレオンのボトルはお正客様のお印で、古帛紗は「青年茶人 京都のつどい」の際、能登半島地震復興支援を目的とした参加者限定の御家元ご染筆入りの古帛紗です。
水指は、今岡都作の「世界地図水指」。
主茶碗は、岡田華渓作の「金地松茶碗」
お茶杓は、大徳寺剛山老師作の「かがり火」
お棗は、玉栄作の「君が代平棗」
お床は、前々回の東京オリンピックで女子バレーボールチームを金メダルに導いた大松博文筆の「根性」を飾らせていただきました。
蓋置は、「パルテノン神殿の柱」、ギリシャのお土産の置物を見立てで。
間もなく開幕するオリンピックを楽しみに、また、往来できるようになった世界各国の雰囲気を感じていただく趣向としました。
お抹茶は、オリンピックをイメージして丸久小山園さんの「金輪」を。
お菓子は、「カヌレ」と「マカロンボーロ」で、パリの雰囲気を味わっていただけたらと思い、フランスのお菓子をお出ししました。
お越しいただいた皆さん、設えに驚いていたり、とても楽しく過ごしていただけたようで、うれしい限りです。
今回は、学茶(吉原高校、富士市立高校の学生さん)のお手伝いが10名いらっしゃってくれました!
お茶やお菓子をお客様にお出したことのない子も、青年部会員から教えてもらい、緊張しつつも楽しみながらお出ししていました。
待合には、2023年度の青年部の活動報告や青年部会員が実施した金継ぎを展示したり、8月に行事として予定している紙バンド「お盆」の見本を展示し、参加を呼びかけました。
また、L・T(リーダーシップ・トレーナー)研修出向員(34期、今期の36期)の出向報告や、直近の東海ブロック研修会(@飛騨)のコンペティションでの受賞作品と景品の展示もしました。
さらに、待合ではパリの雰囲気を感じてもらえるよう、絵葉書や絵画、石像等で飾りつけしました。
待合でもお客様同士で話に花が咲き、また青年部会員と楽しそうにやり取りをなさる方がたくさんいらっしゃり、青年部活動やL・Tにも大変興味を持っていただけました。
今回のお茶席の設営には23名の青年部会員の皆さん、10名の学生さんが集まってくれました!
初参加の方も活躍してくださいました。今後とも楽しく活動していけたらと思っております。
最後に、茶道裏千家淡交会富士支部皆様には、このような貴重な機会を頂戴し、感謝申し上げます。