富田 東海地区長が、今日庵の老分に就任されました。良い機会ということで、インタビューに答えていただきました!
1. 老分の指名を受けられてどのように思われましたか?
御宗家とは曽祖父以来、四代に恒りご指導を賜っており父和夫も昭和59年以来 40年間、老分を務めさせて頂きました。
今般、父の後を受け伝統ある老分というお役職に推戴賜りましたことはこの上ない名誉と感謝申し上げております。
今日庵御祖堂にて6月とは思えない程の暑さの中、汗をにじませながら誓詞を読み上げさせて戴いた時の緊張感は一生の思い出であります。
脚のしびれも忘れる程、感極った体験でございました。
2. 茶の文化について個人的にどう思われますか?
今でも親しまれている日本文化といえば「俳句」や「歌舞伎」もあると思いますが、最も身近な文化は「茶」ではないかと思っています。
ただ、「茶道」となると堅苦しいとか敷居が高いと思われがちですが、日常の生活に溶け込み、昨今の健康志向にも即しているのではないでしょうか。
より多くの人が茶の文化に触れ、新たな楽しさを感じてもらえれば良いと願っています。
3. 興味のある茶道具はありますか?
祖父や父が、茶道具を蔵から大切そうに抱えてきて、嬉しそうに触れている姿を幼少の頃より観てきました。
当時は正直「???」でありましたが、今では分からないなりに少しずつ興味を抱くようになってきました。
あえて申せば、「釜」の存在感に心惹かれるものがあります。